もちろん体内にいる微生物は排出物を出しますので、排出物として私達も出してるわけです。
で、要素は要素として血に変え肉に変え、色々の働きをしてるのは、我々の体の中の微生物なんです。
農業につきましても同じ事が言えるかと思います。土の中には皆さんの想像を絶する、土なのか微生物なのか分からない位の微生物が住んでいるわけです。
そして堆肥や色々な物を入れますと、それを分解して色々の要素に変えているのは、土の中の微生物なんです。
そこに作物を植えますと、作物を生かし、作物の中に浸透して、その働きを吸収したり排出したりして色々の働きをしてるのは、植物性の中でも微生物はどんどん働いているわけです。
我々人間が農業をしてると思ってますけど、農業してるのは目に見えない小さな微生物の働きなんですね。人間はあくまでもお手伝いなんです。菌がいなかったら如何なる作物も存在できないし、生きませんよ。
空気中にも皆さんの想像を絶する微生物が遍満してるわけです。それを我々は口から吸ったり、鼻から吸ったり、あるいは皮膚から吸ったりして、どんどん吸着して体の中に微生物を取り入れるわけですね。
取り入れても取り入れても間に合わないということは、即ちたっぷりと農薬を使った食物を食べ、あるいは菌を殺す水を飲むとすれば、これは必ず病気になるのは当たり前のことなんです。
何で人間は病気になるかということが分からないんですよ。
で、今世の中には菌を殺すカビキラーとか農薬とか、あるいは皆さんの家庭内で使われている洗剤、そういう物はみんな菌を殺す作用があるわけです。
そしてどんどん菌を殺せば、自分も菌ですから、人間の体は微生物の塊ですから、自分を殺すことになるわけです。だから、自殺行為だということです。
今、土の中の微生物をどんどん殺していきますと、作物が近いうちに出来なくなりますよ。作物を育てて、あるいは土の中の色々の要素を、有機肥料を入れますと色々細かくしたり、無機にしたり働きをしてるのは土の中の微生物ですから、
これを皆さん方は"妖精"と言ってるんですね。この妖精が全ての中に存在している。
その微生物は農薬の中にも住んでますよ。農薬に抵抗できる抵抗菌は、農薬の中にもいるわけです。あるいは熱さに耐えられる菌は何百度、何千度の中に生きてる菌もいるわけです。熱さに強いのも寒さに強いのも色々といるわけです。
そういう菌のバランス的なものによって、私達の肉体もバランスを保っているわけです。人間と微生物は一つなんです